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6・うつ病患者の周囲の方へ

2018年1月10日

〇頑張らない介助

初めに

  まず初めに、心の底から『うつ病の方を支えてくれて、ありがとうございます。そして、ほんとうに、おつかれさまです。』お相手お方も、どんな様子でも、どんな態度をしていても、あなたに感謝しています。

  私は、自分自身がうつ病の重症者です(雨にもまけず鬱にも負けずに詳しく書いてあります)。もう、18年鬱に付きまとわれています。自身も本当に切ないです。そして、私自身、あなたと同じ支える側でもあります。父が、うつ病です。できる範囲でサポートしていますし、今となっては良きうつ仲間でもありますが。

  きっと、このサイトに来られた方は鬱についてヒントを求める・また、同じ悩み・境遇の似た症状を抱える人の意見が知りたいなどで、来られたのではないでしょうか?皆さんのご存知のとおり鬱は訳が分からない病気です。なぜなら、本人ですらわかっていないからです。病気には理解が必要ですが、理解しにくい病気NO1です。ただし、本人は、苦しんでいます。そして、支えを感謝しています。周囲の方は、どうか、ご自分も大切にして、できる範囲で(本当に少しでありがたい)支えてあげてください。必ず、一人で悩まないでください。私でよければ、コメントしていただければ相談に乗ります。『一人で考えたことはいい答えがない』とは私の友の言葉です。

 

うつの診断の方は休ませる

  鬱になられる方の多くは、自身の許容量を超えても尚、頑張りつ続けて発症しています。一般的に『頑張ってね』などが御法度なのはここからきています。難しいのが、日本の伝統。根性!根性は人を成長させるいい面も持っています。ただし、40キロ走っても平気な人、1キロ走ってへばる人。人間同じではありません。まずは、自分の許容量まで頑張りぬいたことを理解してあげてください。頑張り屋さんのお相手は、どんなにフラフラでも、精神が参ってもそれでも尚、進もうとするでしょう。また、普段口も言わないのに限界まで来てやっと、つらいといったのでしょう。医者の診断が出たらでいいです。まず、相手がどんな状況でも休ませましょう。その問題から、離しましょう。生きていてなんぼです。いまるちゃんです。(生きているだけで丸儲けの意味だそう)理解が必要なのは見た目普通でも、本人は頑張るので辛くても普通の顔してます。死にたいと言っているのに普通の表情をしていることもあります。
  私自身、外面といううか人に会うときと、家にいる時の差がかなり大きいです(相手に心配をかけたくないとかもある)そして、本当に辛くても進みつ続けようとします。泣きながらも、そこに行きます。命が尽きるまで。私の場合、医者が[私が言ったと伝えなさい]妻が『このまま進んで家族が迷惑だ』といってくれて、生き延びました。ただし、本人もバカではない。それくらいの状況が潜んでいることも理解していただけると幸いです。
  世間一般の、散歩や趣味、楽なTV鑑賞、酒席も進めたくなるのは当然なのですが、疲れ切った患者にそれすらストレスになることは理解してください。
 この最初の時期は、休むのと、うつを理解してくれることが何よりの薬です。

自分自身を1番に

  鬱患者と接する方は、自分に余裕のある方ばかりではないでしょう。家族であれば家事のみならず仕事をしている方も多いでしょう。職場関係の方であれば業務に追われながら、相手も気遣う必要に追われているのではないでしょうか?
  私の家内も献身的に鬱を理解し支えてくれています。ありがたいのは、無理をしないことです。夜中でも本当に切ない時は起きてくれます。私が、自殺しそうになった時、気づいてくれたのも家内です。ただし、長期化し、家庭に影響が出てくると『もう入院しなさい』と宣告しました。それを聞いて私はつらい反面、ありがたく感じました。鬱の人も決して周囲が不幸になることを望んでいません。むしろ、うつの特性上相手の負担を嫌うのではないでしょうか?
 鬱の人は、生きているだけで大したもの。周囲は自分が元気であってこそ人が生きる。決して無理をしないようにしてください。

回復は焦らない

 うつ病になり、休息が必要だとわかっていても、早く治りたい、治ってほしいと願うのは当然のことです。普通病気になれば薬を飲み、安静にして過ごし、治ります。しかし、うつの恐ろしさは、よくなるまでに何か月もかかること、そして、完治することがないことです。(寛解はします)一度よくなって大丈夫だと思っても、また繰り返し、徐々に良くなっていきます。周囲の方も、休ませてあげたいけれど、事情はそれぞれあるでしょう。経済的にもきつくなるでしょう。(傷病手当などはあります)しかし、そこはこういう病気だと理解してください。特に真面目な本人もはがゆい思いで休んでいます。とはいえ、自分ばかり働いて、寝ている姿を見るとイラっとするでしょうが、、、私も父に『家族がいるのにいつまで休んでいるんだ!』と言われ、カッとなることもありますが、父が言いたい気持ちは痛いほどわかります。私も本当に焦り、何とかしたいけれど体が動かない苦しんでいます。叱咤激励では、残念ながら解決しないのです。父が鬱の時はわかっていても『たまには散歩したら?』とかついつい言ってしまいます。気分転換させたいけど本人が散歩すら辛いのもわかっていても、、、
 ゆっくり、時間がかかること、一進一退することを理解していないと、本人も周囲の方も苦しくなると思います。ゆっくり、温かく見守ることが、回復への唯一の近道です。

 5・家族が共倒れにならない

  鬱を発症された方で多いのが、家族も鬱になる方です。遺伝や鬱による環境によるのでしょう(私もまんまとこの例に入っています)介助の負担は気を付けていても大きいものです。大切なことを3つ挙げます。①『甘やかさない』うつは、決してすべて面倒を見なければいけない病気ではありません。本当に辛い時は支えてあげてほしいのですが、社会復帰を考えると、できることはやってもらうことも大切なことは、忘れないでください。自分が辛い時はつらいと伝えるのも時には必要です。②『家族は休みましょう』夜など自殺を考えると気になるのはわかりますが、必要以上には思いつめないようにしましょう。自殺の恐れがあるときは迷わず医者に連絡、または、行政のサポートを利用しましょう。③『家族会に参加』うつの家族会に行くと、同じ苦労をしている方の多さに驚かれるかもしれません。鬱はなかなか相談しにくいので、こういった共感を持てる人との関りは救いになります。私は、泣きました。
  鬱は長期戦!決して無理せずそして、一人で悩まず乗り越えましょう。

 早期発見・変化に気を付ける

  うつ病に限らず、普段からその人の変化に気が付くかが、大切です。
髪を切ったなとか、今日は風邪かな?など。忙しいと人はなかなか気が付きにくいものです。また、少し変だなと思っても、本人に伝えませんよね。鬱は本人の自覚がないことも多い病気です。せめて鬱の診断が出ていたら、観察してあげてください。鬱の兆候、症状については(うつ病のサインと症状)に詳しく書いてあります。早期発見が重要です!症状の中でも、下記の症状には十分注意してください。

自殺の兆候

 うつの症状の中に希死念慮というものがあります。本当に辛いのですが、自殺の多くの原因は鬱になっています。私は普段自殺なんて考えたこともありません。今でもリストカットの後があるわけではないのです。そして、今までのうつでも、死にたいと思っても行動したことはありませんでした。今回は3回行動に移しました。変な話やる気満々で。頭では、私が死ねば家族が周囲から冷めた目で見られる。死んでも問題解決にはならない。わかっていますし、もちろん、生きていきたい。でも、心身共にそれほど辛いんです。1秒1秒ながい。サウナに閉じ込められている感じで、耐えてもまだ5分しか経っていないんです。動けませんし。そして、つらい中、私は必死に死ぬのを止めています。しかし強い、自殺願望が頭に湧いてくるんです。私の場合包丁で腹を刺すイメージがわきつづけました。思い出すと怖いので止めますが、私は、衝動的に行動したので、なかなか止めるのは難しいと思います。幸い3回とも家族が奇跡的に発見してくれました。(感謝)
 ずっと、見守ることはできません。自殺を止める方法も人によって違うでしょう。鬱が良くなって安心したときに自殺率が多いのも厄介です。鬱の人の『死にたい』は普段よく言うそれとは、意味が違います。その言葉が出たら、自分や家族だけで解決しようとせず、医者やソーシャルサポートも積極的に考えましょう。私のの家内も正直には「もう無理、入院しなさい」と言ってくれました。無理をしない妻にホッとしました。

経済的負担

 うつ病は長期化し再発率も高いため、経済的にも困難になりがちです。少しでも楽になればと思い、サポートを書いておきます。

1・自立支援医療(クリックで詳しいページにいけます)
 
精神治療は長引くため、外来や投薬など、健康保険の3割り負担から1割負担となります。医者から勧めてくれることはないので鬱と診断されたら自分で先生に相談しましょう。薬代などだいぶ違います(私は18年目に知りました・涙)

2・障害年金 
 
 症状が重く、長期化している方は、障害年金という制度もあります。皆さんのご存知の年金制度の1つなのですが、自己申告なので知らない方も多いのではないでしょうか。

3・傷病手当
 
こちらは、休業中に給料の66%を1年半支給してもらえる大変ありがたい制度です。条件が合い、まだ、されてない方は確実に行いましょう。こちらも、会社によっては教えてくれないところも多いそうです。

4・精神障害者手帳
  
手帳を交付されればそれ自体で、お金もらえるという制度ではありません。ほかの身体障碍者手帳などに比べメリットは少なく、デメリットもあります。しかし、地方ごとに違うので、医療助成など手厚いところもあるので、検討してもいいかもしれません。(私は持っていません)

 

意外と、精神障害に対応した保証があることに気が付いていただけましたか?苦しいことは変わりありませんが、捨てる神あれば拾う神あり。いろいろなサポートはたくさんあるので、自分たちだけで悩まず、利用できるものは利用させてもらって、うつを乗り越えましょう!!

実際のうつ家族からの助言

  うつ患者の家族は自分以外にもたくさんいます。その方たちの結論として、よくアドバイスされるのは

「つかず離れず、あたたかく見守るしかないのよ」

自分も鬱、父も鬱のわたしも、これが、正解だと思います!鬱重度の時は、近くで支えてあげてください。しかし、軽度から中期くらいの時は自分でできることも多く、うつ患者として扱われることが嫌で、普通に接してほしいと感じることが増えてきます。ここが、難解なのですが本人たちが一番その波に理解できないで苦しんでいます。私も父に、たまに様子聴く程度にし、あまり重度なら、ソーシャルワーカーに連絡したり、ごはんを届け、あとは放っておきます。そうすれば自分自身も楽だし、あとは、天運任せくらいの気持ちです。ただ、本人たちの言うことに聞く耳だけは必要だとは思います。忙しいとついつい後にしてねと言ってしまいますがね。

介護士はなぜ利用者に笑顔でいれるか

 介護士をしていると家族の方に「よく痴呆老人相手にしてられますね。私なんて腹が立って我慢できません」と家族に言われ「仕事だからですかね」と答えてきました。が、父も認知症になっても腹が立たないことに気が付きました。私は重度認知症の病棟に働いていましたので、利用者の暴力行為や、排せつ物を投げられる、罵声を浴びせられることはしょっちゅうでした。しかし、腹が立つことはありませんでした。(普段の私は短気です)うつ患者の家族、認知症患者の家族共通の部分があると思うので書いておきます。理由は大きく2つです。

①病気の理解
 よくあるのは、正しく病気を理解していないこと。そして、病気のせいと考えられず、本人の行動ととらえてしますことです。特に、長年付き合った近くにいる家族は、病気のせいでの行動だと簡単に認めるわけにはいきません。なぜなら、その人たちの行動をみる責任があるからです。孫はかわいいという言葉には、責任がなく可愛がれるという意味があります。親はかわいがってばかりいられません。責任があるからです。ただ、子供でも発達障害などあれば、今の時代は病気のためだと認識するようになっています。本人の行動ではなく、病気のせいだと思うと、介助も違ってきます。

②周囲との連携
 介護士として1人で夜勤していると、つらくなります。介護の世界はそれこそ、医者や看護師、ケアマネジャー色んな人とやっています。しかし、精神患者は、人に相談しにくいものです。私もいまだに言えない人の方がはるかに多いです。デリケートな問題なのです。早く気軽に言える世の中になってほしいのですが、、、で、どうしても相談者がいない状況になります。それは、自分が苦しくなって当然です。そんな自分を責める人がいたら、当然のことだと認識は忘れず自分をほめてくださいね。近くの人に相談しなくて大丈夫です。理解してくれる人にだけ話せばいいのです。後は、行政などに窓口がありますのでそこなら、守秘義務があり、情報は守られますので、安心して思いをぶつけてください。

 

 

 

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